日記やこれや

昼近くに起きる。母親が用意してくれた朝ご飯を食べ終えた後大学へ向かう。
電車の中でamazon:号泣する準備はできていたを読む。気がついたら所沢駅を過ぎていた。引き返すのは面倒だと思いそのまま乗りつづける。座席に座る人は誰一人として同じ座り方ではないと思える。肉体や性格の違い、生活の積み重ねのようなもの。池袋駅。前に山手線の改札を過ぎたところの売店を利用したとき、売り子のおばさんの笑顔が、まわりの空気を巻き込むほとの素敵さだった、ということを思い出す。今日は買い物はしない。おばさんは品物を整理している。

研究室。デバッグ。気分が乗らない。寝不足のせいか。最近睡眠の質が悪いようだ。

夜遅くに帰宅。テレビを点ける。夕食を食べに行く途中、交差点の歩行者用信号機が薄くなっているのを発見、衝撃。いつのまにか電球を使ったものからLEDに取り替えられていた。イメージの中で信号機にあった鈍重な存在感がない。あるべくしてあった厚みがない。テレビでLED信号になり消費電力が減った、見やすくなったと報道されていたが、単に薄くなったというのは大きい気がする。今まで必要とされ、当たり前にあるべくしてあったものがなくなったことは大きな変化の現れだったり、これから起こる可能性を持っているのでは、と。電話から電話線がなくなった、車から地図がなくなった、近くの銭湯がなくなった、とか。これからも、車のハンドルがだったり、家の洋服ダンスだったり、本屋さんだったりがなくなっていくかもしれない、そうしたら何が起きているのだろうか。ま、信号機が薄くなったのは別にどうのこうのはない気がするが。

前に、NHKで詩人のまど・みちお - Wikipediaさんの特集を放送していた。いくつか紹介されたが、なんかすごい詩を書いている。番組の中でまどさん(と呼ぶらしい)が中学生から「恋と愛の違いはなんですか」と質問を受けた。まどさんが答える。「恋は人間に限ったもの、愛は森羅万象の中にあります」、と。ふむ、森羅万象。

性格は子供のころから変わらない、というのを誰かが言っていた。子供のころの友達なども思い出してみる。快楽主義、日和見主義、平和主義、だいたい昔からそう。